「水生生物がすめる環境に」絶滅危惧種のホトケドジョウ、新東名高架下の用水路に放流 高校生とNEXCO中日本が協力し整備=静岡・御殿場

静岡県の御殿場南高校の生徒などは10月9日、絶滅危惧種のホトケドジョウを新東名高速高架下の環境に配慮した用水路に放流しました。

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ホトケドジョウは湧き水や水田の周りの用水路などに生息する日本固有の魚で、近年では生息環境の悪化から環境省と静岡県のレッドリストに指定されています。

県立御殿場南高校・自然科学部とNEXCO中日本は、5年ほど前から新東名の用地周辺の環境調査を共に進め、水路の改修整備に伴って見つけたホトケドジョウを保護してきました。

この日は飼育してきた10匹を新たに整備された水路に放流しました。

<御殿場南高校 自然科学部 鈴木駿佑部長>
「ホトケドジョウしかり、他の水生生物もしっかりとすめるような環境にしていきたい」

<御殿場南高校 自然科学部 勝又悠翔さん>
「御殿場の宝として生き物たちには伸び伸びと生活をしてもらいたい」

水路は、生徒たちが生き物の住みやすい環境を提案し、NEXCO中日本がそれを反映して2021年11月頃までに改修したもので、現在は野生のホトケドジョウも見られるということです。

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