9月に代表辞退のグラフェンベルフは選外に、クーマン監督は「素晴らしい才能の持ち主」と今後に期待

[写真:Getty Images]

オランダ代表のロナルド・クーマン監督がリバプールのMFライアン・グラフェンベルフを代表チームに招集しなかった理由を語った。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

昨シーズンに加入したバイエルンでは出場機会を得られず、昨年11月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)ではメンバー入りを逃したグラフェンベルフ。今シーズンは心機一転を図るためわずか1年でドイツを去り、リバプールに加入した。

移籍市場最終日の加入になったリバプールで少しでも存在感を示すべく、グラフェンベルフは9月のインターナショナルマッチウィークでU-21オランダ代表への招集を拒否。この行為について、当時のクーマン監督は「不満だ」と語っていた。

リバプールに集中する選択をしたグラフェンベルフはここまで途中出場が中心ながらも公式戦7試合に出場。徐々に存在感を高めてはいるが、10月のインターナショナルマッチウィークではA代表にもU-21代表にも招集されなかった。

これについて、クーマン監督は9月の代表辞退が少なからず影響したと認めつつ、今後リバプールで成長した姿を見せれば招集する可能性も示唆している。

「オランダの代表チームやアンダー世代でのプレーを辞退したことについて、さまざまな意見があった。とはいえ、彼はまだリバプールであまりプレーしていないのも事実だろう」

「私は今でも彼が素晴らしい才能の持ち主であると考えている。彼がリバプールで成長し、よりプレーできることを願いたい。そうすれば、彼は常にオランダ代表の一員でいられるだろう」

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