ユナイテッド宮澤ひなたがUWCLデビュー、同時投入のフランス代表FWと前線に好影響

女子CLデビューを果たした宮澤ひなた[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドに所属するなでしこジャパンのMF宮澤ひなたが女子チャンピオンズリーグ(UWCL)デビューを果たした。
【動画】初のUWCL出場となったユナイテッド、PSG戦の同点ゴール

ユナイテッドは10日、UWCLラウンド2の1stレグでパリ・サンジェルマン(PSG)とホームで対戦し、1-1で引き分けた。ベンチスタートとなった宮澤は1点ビハインドの66分に投入され、UWCL初出場。試合終了間際にはセカンドボールを拾ってのピンポイントクロスを見せるなど、チームにエネルギーを与えた。

昨季のFA女子スーパーリーグ(FAWSL)でクラブ史上最高位となる2位に入り、ユナイテッドの女子チームにとっても初のUWCLとなった一戦。序盤からPSGのペースに飲まれ、守勢が続いた前半はシュート数も「0」に抑え込まれた。

後半はブラジル女子代表FWゲイゼ・フェレイラを投入したことで前線が活性化したが、ロングボールとダイアゴナルランで裏を突かれて53分に失点。それでも、追い掛ける展開の中で66分に宮澤とフランス女子代表FWメルヴィン・マラードを投入すると、マラードがセットプレーから同点弾を奪い、逆転には至らなかったが、以降も攻勢を続けた。

ユナイテッドのマーク・スキナー監督は直近公式戦となる6日のFAWSL第2節アーセナル戦でも2人を同時に途中投入。宮澤からのアシストでマラードが一時逆転となるゴールを挙げるなど、限られた出場時間の中でも宮澤は指揮官の期待に応えている。

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