綿貫陽介、島袋将、望月慎太郎ら3選手にワイルドカードを付与。16日開幕のジャパンOP

グランドスラム初出場を果たした3選手がワイルドカードを獲得

10月16日に開幕する「木下グループジャパンオープン」(東京・有明/ATP500)は11日、シングルス本戦ワイルドカード(主催者推薦)を今年のグランドスラムで本戦入りした綿貫陽介(フリー/世界ランク79位)、島袋将(有沢製作所/同135位)、望月慎太郎(IMG Academy/同201位)の3名に与えることを発表した。

現在の世界ランキングで西岡良仁(ミキハウス/同48位)に次いで2番手の綿貫は、今年の全豪オープンで予選を突破しグランドスラム本戦初出場を果たすと2回戦に進出。ウィンブルドンでも予選から本戦2回戦に進んでトップ100の壁を破ると、その後もコンスタントに勝利を重ねて自己最高となる77位を記録している。ジャパンオープンは2018年に2回戦進出。出場となれば5年ぶりの本戦となる。

今季を264位でスタートさせた島袋もツアー下部のチャレンジャー大会で2度のタイトルを獲得すると、グランドスラム初挑戦となったウィンブルドンで予選を突破し本戦へ。7月のATP500ワシントンではツアー本戦初白星も挙げるなど、自己最高の135位となっている。今大会の本戦には、予選を突破した昨年に続いて2年連続2度目の出場となる。

島袋と同様にツアー下部を軸に転戦している20歳の望月は、4月のチャレンジャー大会で初優勝。予選から出場したウィンブルドンでは、ランキングで格上の選手を下して初のグランドスラム本戦入りを果たした。今大会は2年連続2度目の出場となる。

1972年にスタートしたジャパンオープンは、今年で50回目の節目の大会。シングルスにはテイラー・フリッツ(アメリカ/同8位)やキャスパー・ルード(ノルウェー/同9位)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同10位)のトップ10選手のほか、日本人では今年のグランドスラム2大会で16強入りを果たした西岡やプロテクトランキングを使用して錦織圭(ユニクロ/同358位)が出場を予定している。

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