綾⼩路翔「メンタルヘルスの重要性を仲間やファンの皆さんに伝えたい」

厚⽣労働省が、世界精神保健連盟が定める「世界メンタルヘルスデー」である10⽉10⽇に、10代から20代の若者世代へ向けたメンタルヘルスについてのトークイベント「#ココロに聞いてみよう!~私たちの⽇常とメンタルヘルス~」を開催した。

アーティストやクリエイターを⼼と⾝体の両⾯からサポートする「B-side」を⾏うソニー・ミュージックエンタテインメントとの共催イベントで、ゲストに氣志團の綾⼩路翔と“応援サポーター”として俳優の星乃夢奈が登場。さらに東京⼤学の現役学⽣である佐藤万由⼦さん、精神科医の⽥中裕記さんにも登場していただき、司会は内⽥恭⼦が務めた。

【⾃分⾃⾝が考える“メンタルヘルス”のイメージ】
綾⼩路は、「若い世代が使っている『メンヘラ』がメンタルヘルスから来ていると思いますが使われる場⾯がポジティブではないので、僕たち世代でいう『病む』といった⾔葉に近いイメージ」、星乃は「⾃分の⼼の状態を⼈に話すことは勇気がいる⾏動の⼀つだと思うので、⾃分の本⼼を語ることは難しいイメージ」とコメント。佐藤さんは、「よく寝られていなかったり、⾷べられていない⼈がメンタルに不調があるイメージがある」と語った。

【“メンタルヘルス”に関する体験談】
綾⼩路は、「僕は、仲間・友達が⼤好きで、ものすごくお節介で、⼀⽅的に世話を焼いて、過保護で必要に⼝やかましく⾔っていた。でもこの愛が全く伝わらずウザがられているのかも(笑)今⽇皆さんのお話を聞いて、⾃分の⾝のまわりの⼈たちのサインを⾒逃さないポイントを知っていきたいです」と笑いを誘った。星乃は、SNSとの付き合いを尋ねられると「⼀つのコメントで気持ちが上がれば、逆に1つのコメントで泣きたくなるくらい悲しい気持ちになったりとかする。『世の中の皆に好かれるわけがない』と分かってはいても、厳しいコメントが⽬に⼊った時は、すごい⼼にくる」と本⼼を打ち明けた。
各ゲストの体験談に対して⽥中さんが丁寧に応え、綾⼩路には「常に誰かが⾒てくれている環境は多くの⼈にとって嬉しいことですし⼤切なこと」と綾⼩路の話を肯定すると、綾⼩路は「救われる」とほっとした様⼦だった。また、星乃には、「SNSは利⽤する時間を区切って、離れる時間を作ると良い」と解説を⾏い、適切な対処法をアドバイスした。

【イベントを通じて変わった“メンタルヘルス”のイメージ】
会の最後には、約1時間のトークイベントで、最後のご挨拶では、綾⼩路は、⽥中さんの解説にあった「⼼の不調やストレス症状」を⾒て、「3割くらい⾃分にあてはまると思う」と話し、「気づけていなかった部分が多くあったので、まずは⾃分を知るために⼀度カウンセリングを受けてみたい」と今後について語った。星乃も「⽇常のちょっとした変化が⼤きな変化になるので、⾃分⾃⾝が気づけるようにしていきたい」と学びを受けて意識していくことを話した。

⾃分⾃⾝や周りの⼈の変化に気がつくこと、誰かに相談することの⼤切さについて、振り返り、メンタルヘルスについて、皆で考え、学ぶことができたトークイベントの開催となった。

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