「界 由布院」の愛犬ルームにときめいた!

少し前のことになりますが、お仕事で「界 由布院」にステイしました(ケリーはお留守番でした)。「界」は、星野リゾートが全国に展開する「王道なのに、あたらしい。」をコンセプトとする温泉旅館ブランド。2023年11月現在、全国に22の施設を展開していて、そのすべての施設で愛犬との宿泊を受け入れています。

「界 由布院」は、2022年8月に開業した新しい施設。隈研吾氏によるシックでありながら周囲と一体化した設計・デザイン、由布院の原風景である棚田を主役としたランドスケープ、「界」ブランドで唯一、洋食も選べる朝食などなど、さまざまな魅力にあふれた宿ですが、私がとくに気に入ったのは由布岳を眺めることができる大浴場の露天風呂。入り浸りたいほどでした(笑)。夕食でいただいた「山のももんじ鍋」も美味しかったなあ。すっぽんの出汁スープにくぐらせていただくしゃぶしゃぶ鍋で、穴熊や鹿、猪、牛肉の4種類のお肉で構成されています。

そんな「界 由布院」のなかでも、愛犬家である私が気になって仕方なかったのが、館内に一棟のみという「くぬぎ離れ 愛犬ルーム(露天風呂付)」。特別に見学させてもらったのですが、コレが想像以上にステキでして。

リビングにベッドルーム、バスルームを備えた客室だけでも65平方m。屋外部分には、露天風呂を備えた湯小屋と人工芝のドッグランがあり、こちらも広々! 大型犬2頭まで宿泊OKとのことですが、たしかに大きなわんこが2頭いても余裕の広さです。

これまで人間だけが利用していた客室を、ドッグフレンドリールームとしてリニューアルする宿泊施設が多いなか(ありがたいことです!)、こちらの愛犬ルームは最初からわんことの滞在を考えて設計されています。床は滑りにくく、また撥水性のある素材を使っているというのも安心です。マナーウェアを着用すれば、ベッドやソファも利用可能、添い寝もできちゃいます。我が家もそうですが、普段わんこと一緒に寝ている人にとっては、これ、重要なポイントだったりしますよね(笑)。

わんこ用ベッドやフードボウル、ペットシーツなどのドッグアメニティも用意されていて、荷物を最小限に抑えることができるのも◎。そして、露天風呂に入りながら、広々としたドッグランを走り回る愛犬を見ることはできるなんてサイコーすぎます(笑)。

ロビーなど共有施設もリード着用で自由に歩くことができるのもうれしい限り(浴室は除く)。わんこ用の食事の用意はありませんが、朝食・夕食ともにわんこを同伴できる、専用の個室が用意されています。早朝、施設内で行われる、無料アクティビティ「棚田体操」にも、愛犬と共に参加できるのだとか。愛犬と一緒にステイできる宿泊施設は増えていますが、まだまだ“制限される“部分が多いのが現状。こんな風に、たくさんの“自由”が許されているのはうれしい限りです。いつか、ケリーと一緒に遊びに行きたいな。

未だ飛行機ヴァージンのケリーさんとの九州旅、いつか実現できるでしょうか……。なお、「界 雲仙」にも20㎏以下の中型犬2頭を受け入れてくれる客室を用意しているとのことで、こちらも気になるところです。

ちなみに、すでにご存じの方の多いと思いますが、スターフライヤーは、2022年3月から、定期便では国内初となる機内ペット同伴サービス「FLY WITH PET!」をスタート。羽田・北九州路線の全フライトで、ケージに入った状態であれば、愛犬と隣の席で空の旅が楽しむことができます。

わんこwith九州旅、そろそろ行き時、かもしれませんね。

「界 由布院」 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiyufuin/

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