5年ぶり対面で商談会 栃銀、食をテーマに宇都宮で開催 飲食企業が首都圏バイヤーにPR

5年ぶりに対面形式で開かれた商談会=11日午前、宇都宮市内

 栃木銀行(黒本淳之介(くろもとじゅんのすけ)頭取)などは11日、食がテーマの商談会「とちぎんビジネス交流商談会2023」を、JR宇都宮駅東口の交流拠点施設ライトキューブ宇都宮で開催した。県内外の86社・団体が出展し、販路拡大に向け来場した首都圏のバイヤーら約200人に商品をPRした。

 筑波銀行(茨城県土浦市)、東和銀行(前橋市)との共催。対面形式での開催は2018年以来、5年ぶりとなった。

 会場には、農畜水産物やスイーツ、加工品など県内外の食品企業76社と、加工品製造に取り組む県内の高校5校などがブースを設置。各出展者は自社商品の展示や試食を通じ、商品の特徴や製造方法などをバイヤーに熱心に説明した。事前に申し込んだ約90組の個別商談も行われた。

 初出展した人材派遣業のエイム・クラージ(日光市森友)は昨年12月、食品業界に参入し、そばやそば粉を原料とした菓子を製造・販売する。赤羽町子(あかばねまちこ)社長は「同業他社とも交流でき、コラボ商品の展開に関する話が上がったほか、新商品開発のヒントも得られた」と手応えを語った。

5年ぶりに対面形式で開かれた商談会=11日午前、宇都宮市内

© 株式会社下野新聞社