宮城県立精神医療センターの患者 移転反対の署名を提出

宮城県が進める仙台医療圏の4病院再編構想について、移転を目指している県立精神医療センターに通う患者らが反対する署名を集め、県に提出しました。

県は、仙台医療圏の4病院を再編し名取市の県立精神医療センターを富谷市に移して、東北労災病院と合築する構想です。名取市には新たに民間の精神科病院を誘致し、入院やデイケアなどに対応する方針です。

こうした県の構想について11日、、精神医療センターの移転に反対する患者らが県の担当者と面会し、2280人分の署名を提出しました。

署名は6月に提出した分も含めて、2818人分に達したということです。

精神医療センターに通う青木もらんさん(仮名)「同じ病気の仲間たちと話していても、不安だという声は聞きます。自分では声を上げられない方とか、不安に思っているけどどうしたらいいか分からない方とか、そういう方の気持ちになって署名活動をしているので、少しでも力になれたら」

署名を受け取った県の担当者は「しっかり受け止めなければならない。知事に報告したい」などと応じました。

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