ピンクや濃い紅色の「センニチコウ」が、神戸市中央区の神戸布引ハーブ園で見頃を迎えている。球形の小さな花に見える「苞」が、海を望む丘の上で秋風に揺れている。
ヒユ科の一年草で、ドライフラワーにしても色あせないことから「千日紅」と名付けられた。色鮮やかな花に見えるのは葉が集まった苞で、大きさは大人の親指ぐらい。同園では約2500株が敷地約200平方メートルに広がっている。
オランダから5歳の長女らと訪れた弁護士の男性は、センニチコウがある風の丘芝生広場にあるハンモックを利用。来日3回目の親日家で「とてもリラックスできた。いい休憩になった」と話した。
見頃は11月中旬まで。同月3~5日には無料の摘み取り体験がある(雨天の場合は中止)。神戸布引ハーブ園TEL078.271.1160 (笠原次郎)