座間市「栗原プール」廃止決定 建設から40年超、水漏れで休止続く

廃止が決まった座間市立栗原プール=同市栗原中央6丁目

 神奈川県座間市は財政難を背景に市立栗原プール(同市栗原中央)の廃止を決めた。老朽化した設備の修繕に約1800万円かかるのが主な理由で、市の公共施設再整備計画では統廃合を含めた要検討施設に仕分けられていた。

 人口減少時代に備えて「ハコモノの縮充」を目指して策定した計画が実践段階に入る中、健康・スポーツ施設で最初の廃止事例となったが、利用者の意向把握などで課題を残した。

 同プールは屋外の25メートルプールで、1979年に建設。小学校の水泳授業で利用するほか、夏休み期間は一般に有料で開放してきたが、2019年度に水漏れが起きて以降休止していた。

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