NASA、2040年までに月に住宅建設の意向 巨大3Dプリンターを用意、月資源のコンクリートで建設目指す

NASA(米航空宇宙局)が、2040年までに月面に住宅1軒を建設する計画を立てている。米テキサス州を拠点にする建設技術会社にNASAが6000万ドル(約90億円)を出資し、宇宙飛行士と一般市民両者のための建物を作る意向だという。

巨大3Dプリンターを月面に用意し、月資源のコンクリートを使用して建設する計画で、NASAは他にも大学や個人会社と協同で月の家のドア、タイル、家具を開発してゆくという。

NASAのマーシャル宇宙飛行センター・科学技術局のレイモンド・クリントン氏は、自分の生きている内に人類が月で生活する可能性は低いものの、未来の世代へ期待を寄せているという。

ニューヨーク・タイムズ紙にクリントン氏はこう語る。「それを身近で見てみたいです。持続可能な人間の存在を語る時、私にとってそれは、月に居住地を持つこと、そして月で継続的に生活し、働く人々がいることを意味するのです」「それを可能にするのは起業家らの想像力次第です」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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