バイエルンがボルシアMGの逸材MFコネに関心? 代理人サイドと接触

[写真:Getty Images]

バイエルンが、ボルシアMGに所属するU-21フランス代表MFクアディオ・コネ(22)の獲得に動いているようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。

バイエルンは今シーズンの開幕前に指揮官トーマス・トゥヘルが望むホールディングMFとしてイングランド代表MFデクラン・ライスをトップターゲットに定めた。

しかし、そのライスが早々にアーセナル行きを決断すると、移籍市場最終盤にはフルアムのポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ獲得に迫ったが、選手本人はメディカルチェックのためにミュンヘン入りしていたものの、クラブ間交渉が最終的にまとまらず。

これにより、指揮官が求めたホールディングMFを獲得できないままシーズン前半戦を戦う形となっている。

今冬の移籍市場に向けては前述のパリーニャへの再アプローチが噂されるが、ここに来てブンデスリーガ屈指の若手MFへの関心を強めている模様だ。

『ビルト』によると、バイエルンはコネ獲得に向けて代理人と接触を図ったという。

コネとボルシアMGの現行契約は2025年までとなっており、高額な移籍金を必要とするパリーニャに比べて手ごろな金額での獲得が可能。実際、今夏の移籍市場でクラブは3000万ユーロ(約47億5000万円)以上のオファーが届いた場合、オファーを受け入れる見込みだとも報じられていた。

ただ、コネに対してはリバプールが引き続き興味を示し、ボルシアMGも同選手との契約において、いつでも発動可能な1年の延長オプションを保有しており、今後の移籍金つり上げが障害となる可能性があるようだ。

トゥールーズの下部組織出身であるコネは、2019年にファーストチームへ昇格してプロキャリアをスタートさせると、2021年7月にボルシアMGへ加入。昨シーズンはチームの主軸として公式戦31試合に出場し、1ゴール1アシストを記録していた。

高い身体能力を生かしたボール奪取能力、推進力を特長とする伸びしろ十分の守備的MFは、U-21欧州選手権で負ったヒザのケガで開幕を出遅れたが、先月終盤に戦列に復帰している。

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