「チャレンジしたい」9月に代表デビューの町田浩樹、2試合目の出番に向けリバプールとの対戦で感じたことを生かす「あのレベルにならなければ」

9月に日本代表デビューの町田浩樹(サン=ジロワーズ)[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

日本代表のDF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)が、日本代表活動への意気込みを語った。

11日、日本代表はトレーニングキャンプ3日目を迎えた。この日に全員が合流した中、追加招集で日本代表初選出を受けたMF奥抜侃志(ニュルンベルク)は体調不良により欠席。また、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)は腰痛のために別メニューとなった。

冒頭15分の公開の予定だったトレーニングだが、森保一監督の計らいにより公開時間が延長。両サイドからのクロスや崩しでのシュート練習まで公開された中、GK前川黛也(ヴィッセル神戸)も途中でトレーニングを離れた。

3月に日本代表初招集を受けたが出番はなし。9月には再招集されると、トルコ代表戦で先発出場し、日本代表デビューを果たした町田。改めてデビュー戦を振り返り、「緊張せずにリラックスして入れたんですが、全体を通して攻撃面では安パイなプレーを選択していたので、今回は2回目ということで失敗を恐れずチャレンジしたいと思います」とコメント。「結果的に2失点しているのでディフェンスとしては全く満足していないですし、今回出られたら無失点で終えたいと思います」と、チャレンジとより安定した守備を心がけたいとした。

デビューできたことについては「そこまで感慨深さとかはないです」と語る町田。ただ、「ベルギーでデビューできたことは個人的には嬉しくて、ベルギーでプレーしている身としては現地でお世話になっている方も見にきていたので、良かったです」と、3シーズン目を迎えるベルギーでの代表デビューは嬉しかったという。

今シーズンはジュピラー・プロ・リーグで7試合に出場。ケガなどもあり欠場もしたが、ヨーロッパリーグ(EL)でもリバプール戦で今季初出場を果たした。

世界トップクラスの攻撃陣を誇るリバプールとの対戦を受けては「前半は特にサラーとマッチアップしましたが、一瞬でも気を抜いたら裏をやられるし、そこにしっかりパスも出てくるので、緊張した緊迫感のあるゲームができたのは良かったです」とコメント。「あのレベルを常にスタンダードにしなければいけないことは実感しました」と、まだまだ高いレベルでやらなければいけないことを感じたという。

その中では日本代表キャプテンでもあるMF遠藤航(リバプール)と対戦。「一番リバプールと対戦して感じたのは、自分たちがボールを奪ったときにすぐに2、3人に囲まれることが多く、自分たちのターンにできませんでした」と語り、「中盤の選手の密集の速さ、トランジションの速さを感じましたし、その中で航くんがやっていることを考えると、あそこまでのレベルに自分たちも行かなければいけないと思いました」と、高いレベルに身を置く代表チームメイトを見て、さらに気が引き締まったようだ。

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