ユヴェントスのMFファジョーリに違法賭博関与の疑い 最長3年の出場停止処分の可能性も

写真:違法賭博の疑いがあるファジョーリ

ユヴェントスのMFニコロ・ファジョーリが、長期出場停止の危機にさらされている。

イタリアのウェブサイト『La Stampa』によると、ファジョーリが違法サイトでオンライン賭博をしていたとしてイタリアで捜査を受けており、有罪となれば最長3年の出場停止処分を受ける可能性があると伝えられている。

違法賭博を利用した者は通常は罰金のみの処罰が下されるが、ファジョーリがプロスポーツ選手であるため、より厳しい処罰が必要とみなされている。イタリアでは近年、無許可の賭博プラットフォームの台頭が問題となっており、トリノのマヌエラ・ペドロッタ検察官はこうした賭博プラットフォームに対して監視の目を光らせており、取り締まりを強化しているという。

一方でイングランドでは、ブレントフォードのストライカー、アイヴァン・トニーが232回の賭博違反を認め、8カ月のサッカー活動禁止処分と5万ポンド(約860万円)の罰金が下されている。ノッティンガム・フォレストのハリー・トフォロは375回の賭博規定違反で5カ月の出場停止処分を受けている。

ポール・ポグバもドーピング違反によりユヴェントスから出場停止処分を受けている。ファジョーリの賭博違反が確定し長期の出場停止となれば、ユヴェントスMF陣の予想外の離脱が重なってしまう。

ファジョーリは昨シーズン、レンタル先のクレモネーゼから復帰し公式戦37試合で3ゴールの結果を残した。今シーズンはいまだフル出場はないもののコンスタントに出番を与えられ、リーグ戦6試合に出場している。

© 株式会社SPOTV JAPAN