盛土造成マップをHPなどで公開 相模原市

 相模原市は、谷や傾斜地に大規模な盛り土をして造った土地を示した「大規模盛土造成地マップ」を作成し、25日から公開を始めた=写真。谷や沢を土で埋めた3千平方メートル以上の「谷埋め型」を緑色、傾斜が20度以上の斜面に5メートル以上の盛り土をした「腹付け型」を茶色で示している。

 阪神大震災や東日本大震災で、盛り土をした宅地造成地の一部で地滑りなどの被害があり、国は一定の面積や高さを超えた造成地を調査・公表するよう自治体に求めている。

 市が2014年度から調査した結果、市内には谷埋め型が45カ所、腹付け型が30カ所あることが判明。今後、現地調査を行い安全性を検証していくという。

 市のホームページ(HP)で5万分の1の縮尺マップを公開。市開発調整課の窓口で1万分の1のマップが閲覧できる。

© 株式会社神奈川新聞社