茨城県牛久市は11日、市が事務局を務めている農業や畜産関連の4団体で使途不明金計769万円が発生したと発表した。通帳の名義変更時に確認したところ、2016年5月から19年7月にかけて、帳簿に記載のない引き出しが見つかった。市は当時の管理職などから聞き取り調査を進めている。
市によると、使途不明となっているのは「市地域担い手育成総合支援協議会」で633万円、「市近代農業促進協議会」で89万円など。いずれも国や県の補助金や農産物の売上金、農家から集めた家畜の予防接種手数料などが預金されていた。
沼田和利市長は臨時会見を開き、「市民の皆さまの信頼を一日も早く回復できるよう全力を尽くす」と謝罪した。