「柔らかくて重みあった」赤ちゃん抱っこで命を体感、京都の中学生たち

ふれあい交流授業で赤ちゃんを抱っこする生徒(宇治市五ケ庄・黄檗中学校)

 「中学生と赤ちゃんのふれあい交流」授業が、京都府宇治市五ケ庄の黄檗中学校で行われた。親子36組がボランティア講師として参加。生徒たちは乳児を抱っこしたり、父母から子育ての喜びを聞いたりして、命の重みを実感した。

 ふれあい交流は市社会福祉協議会やNPO法人子育てを楽しむ会などの協力で、市内の中学校で実施してきた。新型コロナウイルス禍を経て、4年ぶりに開催した。

 3年生がクラスごとに赤ちゃんと対面し、おむつ替えに挑戦する生徒もいた。「育児で一番大変だったことは」などの質問に対して、生まれて間もないころのわが子の写真を見せながら母親が説明する場面もあった。

 会場は元気な泣き声を上げたり走り回ったりする子もいて、にぎやかだった。女子生徒(14)は「赤ちゃんがすごくかわいくて、抱っこしたら柔らかくて重みがあった」と笑顔で話した。

 赤ちゃんとの交流は宇治中学校と東宇治中学校でも行う予定。

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