ダニ・オルモの来夏バルセロナ加入は濃厚? ライプツィヒは主力売却での資金調達を考慮

[写真:Getty Images]

RBライプツィヒのスペイン代表FWダニ・オルモ(25)の来夏バルセロナ加入の可能性は非常に高いようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。

“ラ・マシア”出身で以前からチャビ・エルナンデス監督のお気に入りとされるオルモ。卓越したテクニックと戦術眼を併せ持つ多才なMFは、“ファルソ・ヌエベ”を含め前線の全ポジションにインテリオールをこなすことができ、そのクオリティの高さに加えて非常に使い勝手がいいタレントだ。

また、以前から古巣帰還を熱望していることもあり、オルモの父親ミケル氏と、アドバイザーのアンディ・バラ氏は、長期間に渡ってバルセロナとコンタクトを取り続け、同選手の復帰時期について話し合いを重ねている。

一方、ライプツィヒでスポーツディレクターを務めるルーヴェン・シュレーダー氏と取締役会は、今回のインターナショナルマッチウィーク期間に選手の売却を含むクラブの将来について話し合ったという。

ライプツィヒは今夏の移籍市場で2億4000万ユーロ相当の選手を売却したが、インフラ整備や給与の借り換え費用を賄うためにさらに6000万ユーロ相当の選手を売却する必要があると報じられている。

そして、その6000万ユーロ(約95億円)という金額は、奇しくもオルモが先日に2027年夏まで契約延長した際、今シーズン終了後に有効となる契約解除条項の金額と合致。現時点でクラブはオルモの来夏売却を真剣に検討しているようだ。

依然として財政問題を抱えるバルセロナにとって6000万ユーロの移籍金捻出は簡単ではないが、やや負傷は多いものの、クラブのフィロソフィーを理解し、様々な起用が可能な伸びしろ十分のMFの補強は優先事項となるはずだ。

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