衆院長崎4区補欠選挙に立候補。末次 精一(すえつぐ・せいいち)氏の経歴・政策まとめ

現職の北村誠吾氏の死去に伴う衆議院小選挙区選出議員補欠選挙(長崎県第4区)が10月10日告示、10月22日投開票の日程で実施されています。今回の衆院長崎4区補選には届け出順に、社民党が推薦する立憲民主党前職の末次精一氏(60)、公明党が推薦する自民党新人の金子容三氏(40)の2名が立候補しました。本記事では立憲民主党前職の末次精一氏についてご紹介します。

衆院長崎4区補欠選挙に立候補。金子 容三(かねこ・ようぞう)氏の経歴・政策まとめ

長崎県佐世保市生まれ、京都大学卒業。長崎県議会議員を2期、衆議院議員を1期務める

末次氏は1962年長崎県佐世保市生まれ、京都大学工学部卒業。川崎製鉄株式会社(現 JFEスチール)に技術者として勤務し、主に自動車用鋼板の精錬を担当しました。途中、技術支援で米国オハイオ州のアームコ社に勤務。2007年から長崎県議会議員選挙で2期連続当選し、2期目には長崎県議会運営委員長を歴任しました。2014年に長崎大学経済学部大学院を卒業。2021年の衆議院議員選挙の比例区九州ブロックで当選、現在は立憲民主党長崎県第4区総支部長、障害者就労支援B型事業所NPO法人ハッピーワーク理事長を務めています。

末次氏が掲げる政策とは

末次氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。

1 活気ある街づくり
①中小企業の振興-経営者の最低年収1000万円、最低賃金1500円の達成、若者に夢を!
○MBA(経営学修士)、中小企業診断士、キャリアコンサルタントの資格や事業、コンサルタントとしての経験を活かします。
○経営改善、経営革新、事業継承、創業支援(長崎4区の開業率10%)への強力なサポート支援策を立案します。中小企業への税制改正(法人税率の引下げ、フローからストックへの税制改正)を行います。
○コロナ禍により打撃を受けた企業の支援策を拡大します。
○財政出動による補助金制度を導入し、最低自給を1500円に引き上げます。
○士業が活躍できる場を増やし、公的支援策が浸透・拡大しやすい制度を構築します。
○新しい産業の芽が出る規制緩和に取り組みます。5G、6Gの高速通信網の、地方を優先したインフラ整備に取り組みます。老朽水道管の取り換えや自然と共存するため公共事業を提案し、地元建設業の振興策に取り組みます。障がい者工賃の向上に取り組みます。
○水と塩を同時に作るプラント船の研究開発を発案します。地震が非常に少ないという地の利を生かし、大型基礎研究所の誘致に取り組みます。

②1次産業の振興と食料自給率の向上
○漁業・農業における設備投資の補助制度の拡充、水産物の付加価値の向上支援、森林整備の推進、個別所得補償制度の導入、新幹線の夜間走行を使った輸送網の拡大などに取り組みます。以上の取り組みにより、1次産業従事者の大幅な所得向上、若い従事者の参入の増加を達成します。
○食料の廃棄ロスの低減策、地産地消の推進事業の拡充、家庭菜園の促進などに取り組みます。以上の取り組みなどにより食料自給率100%を目指し、食糧安全保障の制度化を推進します。

③商店街の振興による地域振興と買い物弱者の解消に取り組みます。

④地域への課題への対応-自治体との連携強化に務め、地域が抱える政策要望の実現に努めます。

2 幸せを実感できる故郷づくり
⑤労働環境の改善-残業0の社会へ
○まず公務員職の残業0化に取り組み、民間への波及効果を促します。労働者の流動性を高めるとともに、再雇用や労働生産性向上に取り組む企業への支援制度を拡充します。非正規雇用の0化に取り組みます。
○先進国の中でも遅れている、労働者のメンタルヘルスケアの制度拡充に取り組みます。

⑥力強い子育て支援-出生率2.0の達成に向けた制度立案に取り組みます。

⑦健やかに生きる支援-健康年齢の引き上げや保健所の拡充に取り組みます。がん検診(PET-CT)の補助と普及拡大に務めます。

⑧人権をしっかり守る
○秘密保護法、マイナンバー制度などを見直し、プライバシーの強化に務めます。行政による人権蹂躙の監視を強化します。ジェンダーによる男女差別の解消を推進します。

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