ツインズ・バクストンがロースター入り キリロフが右肩故障で離脱

アストロズとの地区シリーズ第3戦に敗れて1勝2敗と追い込まれたツインズは、日本時間10月12日に行われる第4戦に先立って、ロースターの変更を発表した。アレックス・キリロフが右肩の故障でロースターを外れ、代わりにバイロン・バクストンがロースター入り。なお、MLBのプレーオフのルールでは、故障で途中離脱した選手はそのシリーズと次のシリーズに出場できないため、ツインズが地区シリーズを突破してもキリロフはリーグ優勝決定シリーズのロースターに入ることはできない。

ツインズのロッコ・バルデリ監督によると、キリロフの右肩の状態は「現時点でスイングできないくらい」に悪化していたという。万全の状態ではなかったものの、「スイングはできる」という判断のもとで地区シリーズのロースターに名を連ねたキリロフだったが、3試合に出場して7打数ノーヒット。第3戦の初回にはヨーダン・アルバレスのゴロを捕球できずにピンチを拡大させ、チームの足を引っ張る場面もあった。ワイルドカード・シリーズの2試合も含めると、今回のプレーオフは9打数ノーヒット。強行出場を続けるなかで右肩の状態が悪化し、ロースターから外れることが決まった。

一方、右ひざを痛めているバクストンも決して万全の状態ではない。その証拠として、バルデリ監督は第4戦のスタメンにバクストンを起用していない。「彼は我々を助けることができると思う」と語ったバルデリ監督だが、「彼がたくさんプレーするわけではない。でも、彼は出場可能であり、非常に危険な男だ。フィールドで何かを起こせる選手であり、重要な打席に立つ可能性もあるよ」と話しているように、バクストンの出場機会は代打に限られそうだ。

あと1つ負ければシーズンが終わってしまうツインズ。決して万全の状態ではないバクストンをロースターに加えたのは、チームを活気づける狙いもあるのだろう。「自分に何ができるかなんて心配していない。チームを助けることをするだけだ」と語ったバクストン。ツインズは本拠地ターゲット・フィールドでの第4戦を制し、リーグ優勝決定シリーズ進出へ望みをつなぐことができるだろうか。

The post ツインズ・バクストンがロースター入り キリロフが右肩故障で離脱 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.