ガラタサライのデンマーク代表DFビクトル・ネルソン(24)が、移籍希望を明言した。
今夏の移籍市場でヨーロッパ5大リーグへのステップアップが有力視されながらも、最終的にイスタンブール残留が決定したネルソン。
今回、デンマーク『Tipsbladet』のインタビューで今夏の去就について振り返った24歳DFは、有力な新天地候補として報じられていたセビージャ移籍が寸前のところで破談に終わったことを明かした。
「セビージャとは非常に近い関係だった」
「(セビージャ行きの)飛行機は予約されていたけど、(移籍は)実現しなかった」
「ガラタサライが移籍を阻止したと思う。それは秘密ではないからね。彼らはそのオファーが十分ではないと感じたんだ」
「(今夏)本当に加入したいクラブから興味やオファーがあった。移籍できれば良かったのにね」
また、来夏に有効となる契約解除条項が噂されるネルソンは、2026年まで結ぶガラタサライとの契約を更新する意思がないことを明言。今冬あるいは来夏の移籍の可能性を示唆している。
「クラブとは何回か話し合ったよ」
「僕は直近のインターナショナルマッチウィーク後、契約を延長したくないことをすでに彼らに伝えた。契約はあと3年残っているけど、さらに延長することは考えられない」
ノアシャランのアカデミー出身のネルソンは2016年にファーストチームデビュー。その後、2019年にコペンハーゲンに完全移籍すると、2021年夏にガラタサライへステップアップ。昨シーズンのスュペル・リグ制覇に貢献すると、デンマーク代表でも主力に定着し始めている。
185cmの恵まれた体躯に加え、ライン統率や戦術眼に長けた総合力の高いセンターバックは、トッテナムやアーセナルも関心を寄せる実力者だ。