月山の紅葉が見頃を迎えている。西川町の標高1500メートルにある月山ペアリフト上駅付近は木々の葉が鮮やかに色づき、じゅうたんのように広がる光景を、多くの登山者が楽しんでいる。
月山観光開発によると、色づき始めは夏の高温の影響で平年より10日ほど遅かったという。同駅近くはミネカエデが山吹色、ナナカマドが黄色や赤に染まり、雲間から陽光が差すと色彩が輝くよう。登山者はカメラやスマートフォンを向けて写真に収めていた。山形市山家町2丁目から訪れたパート従業員武田澄夫さん（61）は「初めて登った。紅葉がきれいで、来年も来たい」と満足そうだった。リフトの運行は15日まで。紅葉の見頃はリフト下駅付近が20日頃、月山志津温泉周辺は11月初旬の見込み。
