グリーンウッドがジャマイカ代表に? 3年前にイングランド代表デビューも規律違反で追放

イングランド代表としては1試合に出場しているグリーンウッド[写真:Getty Images]

レイプ疑惑が晴れたものの、マンチェスター・ユナイテッドに居場所がなく、ヘタフェへとレンタル移籍に出たFWメイソン・グリーンウッド(22)だが、代表活動をめぐる仰天プランがあるようだ。『The Athletic』が伝えた。

グリーンウッドは、2022年1月にレイプ未遂疑惑で逮捕。クラブはすぐに活動停止の処分を下し、グリーンウッドは自身んが契約するナイキからも契約を解除されるなど、窮地に追い込まれた。

警察の捜査などが進んだ中、グリーンウッドは2023年2月に英国王立検察局(CPS)が「もはや有罪判決の現実的な見込みは無い」と結論付け。訴訟が取り下げられ、以降はユナイテッドの内部調査の対象に。6カ月にわたる内部調査の結果、クラブに残ることができないこととなり、ヘタフェへのレンタル移籍が決定していた。

先日は移籍後初ゴールを記録するなど、徐々にパフォーマンスを取り戻しつつある中、代表活動にも兆しが見られるという。

グリーンウッドは2020年9月にイングランド代表に初招集されると、UEFAネーションズリーグのアイスランド代表戦でデビュー。しかし、コロナ禍の活動であった中でイングランド代表MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)とともにガイドライン違反が発覚し、イングランド代表を追放されていた。

その後はイングランド代表から声が掛かることなく過ごしていたグリーンウッド。無罪放免となった中でもレイプ疑惑によりイングランド代表復帰の可能性は厳しい状況にある中で、ジャマイカ代表に変更する可能性が浮上している。

国際サッカー連盟(FIFA)は規則を改定しており、代表チーム変更の条件としては、21歳までに1カ国でのA代表の出場が3試合未満であり、その後3年間代表チームでプレーしていない選手に限っては変更が認められることとなる。

前述の通り、グリーンウッドは1試合に出場しているものの、プレーしないまま3年が経過。さらに、グリーンウッドの父はジャマイカ国籍を持っており、ジャマイカ代表を選択できる権利を持っている。

ジャマイカ代表のヘイミル・ハルグリムソン監督もグリーンウッドを歓迎。グリーウッドに対し「我々はチームに最高の人材を迎えたい。もし彼が以前のフィットネスとレベルを取り戻せば、そのレベルはジャマイカを助けることができるだろう」とコメントしていた。

イングランドに活路を見出すことができないグリーンウッド本人も代表チーム変更へ乗り気とのこと。ヘタフェでのパフォーマンスが重要となるが、新たなジャージを着たグリーンウッドが見られる日も近いかもしれない。

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