松村道央が遅刻で失格 「午後スタート」と間違える

松村道央※撮影は2022年「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」(撮影/中野義昌)

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(12日)◇茨木カンツリー倶楽部西コース(大阪)◇7315yd(パー72)

松村道央が遅刻のため失格となった。初日午前8時5分アウトスタートの第7組で生源寺龍憲、細野勇策と回る予定だったが、定刻を5分過ぎてもティグラウンドに現れなかった。

大会本部によると「スタートを午後と間違えた」とする連絡があり、謝罪を受けたという。松村は2日目のスタートが午後0時20分(イン)だった。

松村は日大ゴルフ部を経て、2006年にプロ転向した40歳。07年に下部ツアー賞金ランク1位となり、ツアーでは10年「コカ・コーラ東海クラシック」を皮切りに通算5勝。10年には賞金ランクで自己最高の5位となった。近年は18年にシードを喪失するなど不調が続いていた。今回の日本オープンは最終予選を通過し、18年大会以来5年ぶりに出場するはずだった。

<ゴルフ規則>(抜粋)

5.3a ラウンドが始まるとき
プレーヤーのラウンドは、自身の最初のホールをスタートするためにストロークを行ったときに始まる。
プレーヤーは自分のスタート時間にスタートしなければならない(早くスタートしてはならない)

・このことは、プレーヤーは委員会が設定したスタート時間にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態でなければならないことを意味する。
・委員会が設定したスタート時間は正確な時間として扱う(例えば、午前9時の意味は午前9時00分00秒であり、午前9時01分までの時間ではない)。スタート時間が何らかの理由(例えば、天候、他の組のスロープレー、レフェリーによる裁定が必要)で遅れている場合、プレーヤーの組がスタートできるときに、プレーヤーがそこにいてプレーをすぐに始めることができるのであれば、この規則の違反とはならない。

規則5.3aの違反の罰:失格。ただし、次の3つの場合を除く
・例外1-プレーヤーが5分以内の遅れでスターティングエリアに到着し、プレーをすぐに始めることができる:プレーヤーは自身の最初のホールに適用する一般の罰を受ける。
・例外2-プレーヤーが5分以内で早くスタートする:プレーヤーは自身の最初のホールに適用する一般の罰を受ける。
・例外3-プレーヤーが時間通りにスタートできなかった例外的な状況があると委員会が裁定する:この規則の違反とはならず、罰はない。

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