「口の周り」筋力アップで健康に 京都・長岡京で高齢者の虚弱予防教室

歯科衛生士からフレイル予防のアドバイスを聞く受講者ら(京都府長岡京市開田3丁目・市産業文化会館)

 高齢者のフレイル(虚弱)予防の健康教室が、このほど京都府長岡京市で始まった。初回は「口の健康」をテーマに、受講者が口の周りの筋力アップ体操を学んだ。

 フレイル予防は健康寿命を延ばすために不可欠で、自治体が実施する健康診査の問診項目でも重視されている。教室は高齢者に日々の生活でできる予防法を学んでもらうため企画した。

 初回は市産業文化会館(開田3丁目)で開かれ、乙訓歯科衛生士会の会員2人が講師を務めた。歯科衛生士が「食事の際は一度に口に入れる食べ物を少量にし、かむ回数を増やして口の筋力を使いましょう」とアドバイス。舌や頰、唇、口の開閉などの体操を指導し、受講者たちは熱心に取り組んだ。

 今後は10月27日と11月17日、12月13、20日に栄養や運動、口の健康をテーマに開く。申し込みは市高齢介護課075(955)9713。

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