エンゼルスが67歳のベテラン監督を招へいか ショウォルターに興味

地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のサラ・バレンズエラ記者が報じたところによると、フィル・ネビン監督を解任したエンゼルスは、メッツの監督を解任されたバック・ショウォルターの招へいに興味を示しているようだ。2003~06年のレンジャーズ監督時代にエンゼルスのペリー・ミナシアンGMとも縁があり、2019年オフにはエンゼルスの監督候補にも挙がっていたショウォルター。そのショウォルター自身もエンゼルス監督の座に興味を示しているようだが、「相思相愛」の監督就任となるのだろうか。

現在67歳のショウォルターは歴代最多タイとなる4度の最優秀監督賞を受賞している名将。異なる4チームでの受賞は史上唯一の快挙である。ヤンキース(1992~95年)、ダイヤモンドバックス(1998~2000年)、レンジャーズ(2003~06年)、オリオールズ(2010~18年)、メッツ(2022~23年)と5チームで監督を務め、レンジャーズを除く4チームでプレーオフ進出。ただし、ワールドシリーズ制覇の経験はなく、通算1727勝はワールドシリーズ制覇を経験していない監督としては、通算1902勝のジーン・モークに次ぐ歴代2位の勝利数となっている。

メッツとは3年契約を結んでおり、契約は来季まで残っていたが、ブリュワーズからメッツに加わったデービッド・スターンズが球団史上初の編成本部長に就任し、フロントオフィスが新しい体制となったこともあり、メッツは監督交代を決断。ショウォルターは契約を1年残してメッツを去ることになった。まだ監督業を引退するつもりはなく、「ニューヨーク・ポスト」によると、ショウォルターは空席となったエンゼルス監督の座に興味を示しているという。

なお、「ロサンゼルス・タイムズ」によると、エンゼルスにはショウォルター以外にも複数の監督候補がおり、ベンジー・ギル内野守備コーチ(WBCメキシコ代表監督)の内部昇格のほか、ドジャースの特別アシスタントを務めるロン・レニキー(元ブリュワーズ監督、南カリフォルニアを離れる必要がなければ監督復帰の意志あり)、メジャーでの監督経験を持ち、現在はブレーブスでコーチを務めるウォルト・ワイスとロン・ワシントン、元レッドソックス監督のジョン・ファレルらの名前が挙がっているようだ。

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