アラブ連盟、攻撃停止を要請 イスラエルに、ガザ封鎖解除も

イスラエル軍の空爆を受けたパレスチナ自治区ガザ=9日(ゲッティ=共同)

 【カイロ共同】アラブ連盟は11日、エジプトの首都カイロで緊急の外相級会合を開き、イスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を即座に停止するよう求める声明を採択した。イスラエルによるガザの封鎖を「不当」だと批判し、封鎖を解除して食料や燃料など支援物資の搬入を認めることも要請した。

 声明は、イスラエルとパレスチナ側双方による民間人の殺害を非難し、人質を解放するよう要求。戦闘が拡大すれば「破滅的な」影響をもたらすとし、地域の安定を維持する重要性を強調した。

 アラブ連盟には21カ国とパレスチナ解放機構(PLO)が加盟。緊急会合はパレスチナなどが開催を要請した。

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