来日51年 百貨店でパンダ尽くしの企画展 シャンシャンの最新映像も

日本に初めてジャイアントパンダが来てから今年で51年。上野にある百貨店では、10月11日からパンダグッズや写真などが並ぶフェアが始まりました。中国に返還されたシャンシャンの久しぶりの姿もあわせてお伝えします。

記者:「松坂屋上野店の入口には、長さ約20メートルの巨大な垂れ幕が登場しているほか、こちらには、かつて日本にいたパンダの映像が流れ、まさにパンダ尽くしとなっています」

松坂屋上野店では、新たなパンダ50年史の幕開けを記念して、10月11日から様々なパンダ企画を開催しています。食品フロアには、上野エリア限定のカステラやどら焼きなどのお菓子が登場したほか、カフェではショートケーキなど様々なパンダグルメを堪能することができます。

松坂屋上野店 販売企画担当 山口さん:「入店客数で換算すると約20%くらい多くお客様が来ていただける。イベントをすることで、街全体に活気が出ればいいという位置づけで実施している」

また、日本各地のパンダの思い出を振り返る写真展も初開催。今年2月に中国に返還されたシャンシャンに想いをはせるファンの姿がありました。

シャンシャンのファン:「こみあげてくるというか、嬉しいような悲しいような、もうこっちにいないんだなと思って、いつも飛行機見るとまだウルウルしちゃう」「(Q:お気に入りのショットはありましたか?)シャンシャン見ると泣きそうになる。いつか中国に行かれたら四川まで行かれたらいい」

日本のファン達から愛され、成長を見守られていたシャンシャンの姿は中国で…。今年2月に上野動物園から中国に返還されたシャンシャン。今月8日から中国四川省のジャイアントパンダ保護研究センターで、8カ月ぶりに一般に公開が始まりました。

中国のSNSでは…「丸くてすごくかわいい」「この子は最高に綺麗だよ」

好物のタケノコを頬張る表情もなんとも愛らしく、日本だけでなく中国でも人気となったシャンシャン。日本人観光客らの「シャンちゃーん」という声にも振り向いて動きを止めるなど、元気な姿を見せています。

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