都内で福島物産展 相次ぐ「応援の声」

千代田区で福島県の物産展が始まり、訪れた人から福島を応援する声が相次ぎました。

10月11日、千代田区で始まったのは、福島県の特産品を集めた物産展です。会場にはお酒に、新鮮なフルーツ、そしてお馴染みのお菓子も。さらに、ふくしま常磐ものと呼ばれる浪江町の「しらす」や相馬市の「あおさ」なども出品されていました。訪れた人たちは次々と商品に手を伸ばしていました。

来場客:「福島のものはあまり自分もよく知らなかったんで、何があるか気になってきました。福島の人たちもニュースとかでいろいろ騒がれていると思うけど、気にせずにがんばって欲しい」

今回、物産展を主催した東京商工会議所は、処理水の放出による風評被害を払しょくしたいという思いから、この催しを急遽、企画したということです。

そんな思いに応えようと、客の中にはこんな人も。商品をかごいっぱいに大量購入していました。

商品を大量購入した人:「応援するために来たんだんだから。すごくやりがいがあると思うし、やるべきことだと思う。困っている人が風評被害だけでボディブローくらっているんだから応援しなきゃ。ぜひがんばってください福島」

今回出店した福島県アンテナショップの館長は、商品の魅力を知ってもらい、風評の払しょくにつなげたいと話します。

佐々木館長:「震災以降、福島県に多くの人から応援の声をいただいているんですけど、アルプス処理水放出以降、さらに多くの応援の声をいただいておりまして。東京から福島県の風評払しょくをしていきたいと思っております。みなさんのお力を借りて頑張っていきたい」

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