足利市が「山姥切国広」購入へ クラウドファンディング目標の9割迫る

 国の重要文化財で人気オンラインゲームのキャラクターになっている刀剣「山姥切国広」の購入を進める足利市は、インターネットで資金を募るクラウドファンディングを行っています。これまでに目標金額1億円の約9割に迫っています。

 足利市と足利市民文化財団が購入を進める刀剣・山姥切国広は1590年・安土桃山時代に市ゆかりの刀鍛冶、堀川国広によって作られた名刀で、国の重要文化財に指定されています。人気オンラインゲーム、刀剣乱舞のキャラクターにもなり6年前と去年(2022年)、市内で展示された際は、合わせて6万3千人を超える人が訪れました。

 足利市は、この刀剣を後世に遺していくためプロジェクトを立ち上げ、3億円の購入費のうち1億円についてクラウドファンディングやふるさと納税などで寄付を募っています。このうち目標金額1億円のクラウドファンディングでは、9月1日から11日までに約8千700万円が集まっています。

 支援者への返礼品は、刀剣の共同オーナー証や特別展での優先予約などです。クラウドファンディングは、10月31日まで受け付けています。

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