全国地域安全運動スタート 大田原市では商業施設で地域の安全を呼びかけ

 犯罪や事故のない安全な社会の実現を目指す「全国地域安全運動」が11日から始まり、栃木県内各地で広報活動が行われました。

 大田原市の商業施設では、大田原警察署の平山信行署長や大田原市の相馬憲一市長など約30人がチラシを配って地域の安全を呼びかけました。全国地域安全運動は「みんなでつくろう安心の街」をスローガンに、11日から行われているものです。

 運動の重点は「特殊詐欺の被害防止」、「子ども・女性の犯罪被害防止」などとなっていますが、県内では自転車が盗まれたり空き巣の被害が増加しているということです。

 盗まれた自転車が別の犯罪の移動手段として利用される可能性もあることから、警察では自転車のカギを2重でかけるツーロックを呼びかけています。

 警察によりますと、県内で把握された犯罪の件数は、今年(2023年)に入ってから9月末までで8748件と、去年(2022年)の同じ時期と比べて2386件増えていて、注意を呼びかけています。

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