ゲッツ新GMのホワイトソックス ペレスとメリフィールドに興味か

落胆の2023年シーズンを終え、クリス・ゲッツが新GMに就任したホワイトソックス。来季は巻き返しを図るシーズンとなるが、「670スコア」のブルース・レバイン記者によると、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)とウィット・メリフィールド(ブルージェイズ)が補強ターゲットとして浮上しているようだ。ホワイトソックスはゲッツGMだけでなく、ペドロ・グリフォル監督もロイヤルズ出身の人物。ペレスとメリフィールドの加入により、来季のホワイトソックスは「ロイヤルズ色」の強いチームとなるかもしれない。

ホワイトソックスは今季限りでヤスマニ・グランダルがFAとなるため、正捕手を補強する必要がある。7月下旬にケンドール・グレイブマンとのトレードでアストロズから獲得したコリー・リーは、移籍後24試合で打率.077、1本塁打、OPS.281と結果を残せず、来季から正捕手に抜擢するのは難しそうな気配。エンゼルスから獲得した有望株エドガー・クエロもまだメジャーのレギュラーとしてプレーできる段階ではなく、今オフの捕手補強は必須となっている。

現在33歳のペレスは、今季140試合に出場して打率.255、23本塁打、80打点、OPS.714を記録。2年ぶり8度目となるオールスター・ゲームにも選出された。ロイヤルズとは4年8200万ドルの契約を結んでおり、今季が2年目。契約はあと2年残っているが、リーやクエロが順調に成長すれば、ペレスを一塁やDHに置くこともできるため、ホワイトソックスの捕手事情にはフィットしそうな存在だ。

現在34歳のメリフィールドは、今季145試合に出場して打率.272、11本塁打、67打点、26盗塁、OPS.700を記録。2年ぶり3度目のオールスター・ゲームに選出された。2016年のメジャーデビューから2022年途中まではロイヤルズでプレーしており、最多安打2度、盗塁王3度の実績を誇る。今オフは相互オプションを破棄されてFAになることが確実なため、ロイヤルズとの交渉が必要なペレスと対照的に、ホワイトソックスは自由にメリフィールドの獲得に動くことができる。

なお、ホワイトソックスは正遊撃手ティム・アンダーソンを二塁へコンバートする可能性もあり、アンダーソンをコンバートしてメリフィールドも獲得した場合、ホワイトソックスはメリフィールドを内外野兼任のユーティリティ・プレーヤーとして起用することになるだろう。

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