【MLB】アストロズが7年連続リーグチャンピオンシップシリーズ進出 PS無敗のレンジャーズと「ローンスター・シリーズ」が実現

写真:リーグチャンピオンシップシリーズ進出を決め喜ぶエースのバーランダー

10月11日(日本時間12日)、ミネソタで行われたアストロズ対ツインズのディビジョンシリーズ第4戦は、アストロズが3-2の僅差を制し、リーグチャンピオンシップシリーズ進出を決めた。アストロズ先発のホセ・ウルキディは6回途中2失点の好投。そこからはヘクター・ネリス、ブライアン・アブレイユ、ライアン・プレスリーの勝利の方程式が無安打無失点に抑え、1点差を守り切った。ツインズはロイス・ルイス、エデュアルド・ジュリエンの新人デュオがそれぞれソロを放ったが、打線全体で3安打と自慢の打力が封じ込められてしまった。

アストロズは初回にルイスのソロ本塁打で先制を許すが、2回にはマイケル・ブラントリーのソロ本塁打で同点にする。4回には前日2本塁打のホセ・アブレイユがここでも2ランを放ち2点をリード。6回には先発ウルキディがジュリエンにソロを浴びて1点差に迫られるも、ネリス、アブレイユ、プレスリーというリーグ屈指のブルペンリレーがツインズ打線を完全に封じ込めた。

敵地で1勝1敗という上々の内容で本拠地ターゲット・フィールドに戻ってきたツインズだが、2連敗でディビジョンシリーズ敗退が決まってしまった。このポストシーズンでのツインズは、ワイルドカードシリーズでポストシーズン18連敗という不名誉な最長記録をストップさせシリーズ突破に成功。強豪アストロズとも敵地で互角の戦いを演じるなどツインズ旋風を巻き起こすかと思われたが、ポストシーズンの横綱アストロズには惜しくも及ばなかった。

アストロズはこれで7年連続リーグチャンピオンシップシリーズ進出が決定。そのうち4度ワールドシリーズに進出し、2度制覇している。レギュラーシーズンでは最終戦で逆転地区優勝と例年より苦しいシーズンだったが、ポストシーズンでは例年通りの強さ。リーグチャンピオンシップシリーズでは、地区優勝を争ったレンジャーズと対戦する。レンジャーズはポストシーズン無敗の5連勝でここまで来ているが、アストロズはテキサス州同士の対決である「ローンスター・シリーズ」を制して3年連続ワールドシリーズ進出を果たすことができるだろうか。

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