全固体電池量産へ協業　トヨタ自動車と出光興産

2023/10/12

　トヨタ自動車と出光興産は12日、電気自動車（EV）の航続距離を伸ばす次世代電池として期待される「全固体電池」の量産に向け、協業すると発表した。目標とする2027～28年の実用化へ、量産技術の開発や生産性の向上、サプライチェーン（供給網）の構築に取り組む。

　全固体電池は10分程度の充電で1千キロ以上の走行が可能になるなど、EVの性能向上につながるとされる。トヨタは早くから全固体電池の関連開発に取り組んできた出光と組み、実用化を確実にしたい考えだ。