中央アルプスで73歳の男性死亡 低体温症か、長野・空木岳

長野県警本部

 長野県警駒ケ根署は12日、中央アルプス空木岳(2864メートル)で、さいたま市大宮区の自営業の男性(73)が遭難し、死亡したと発表した。署によると、十分な装備を持っていなかった。低体温症が死因とみて調べている。

 男性は単独で9日に入山したとみられる。10日午前7時半ごろ、空木岳の池山尾根登山道近くに倒れている男性を登山客が発見し110番した。天候の回復を待ち、県警ヘリコプターが11日午前、救助した。

 9~10日の池山尾根付近は強風で気温が低かったといい、署は「秋でも標高が高い場所は冬山だと思って登ってほしい」と呼びかけている。

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