路線バス運転士不足 茨城交通5.5%減便 23日から水戸など

茨城交通(資料写真)

茨城交通(茨城県水戸市)は、23日から水戸など4市町を運行する路線バスを約5.5%減便すると発表した。運転士不足が深刻になったのが理由。減便に伴いダイヤ改正も実施する。

同社によると、対象になるのは水戸市、ひたちなか市、大洗町と、那珂市内の路線の一部。8~9割が水戸市を通る路線で、本数の多い路線や、土日の需要が少ない路線から減らすという。

最も減便が多いのは、茨大前営業所-新原三差路-自由ケ丘-水戸駅の土日の路線で、現行の51往復102便から40往復80便にする。減便の影響で最終便が早まる路線もあるという。

同社では「利便性を落とさず、極力迷惑をかけないように配慮している」と話した。同社の運転士は新型コロナウイルス感染拡大前と比較して1割以上減っており、ホームページや説明会開催で運転士を募っている。

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