【速報】呉市で流行 広島県内に「流行性結膜炎」警報

広島県は12日、呉市内で、「流行性結膜炎」の報告患者数が基準値を上回ったとして、県内に警報を発令しました。

広島県によると、10月2日から8日までの定点医療機関からの「流行性結膜炎」の報告数が、呉市保健所管内で、警報開始基準値を上回りました。

今後流行がさらに拡大する可能性があるとして、県内に「流行性結膜炎警報」を発令しました。

流行性結膜炎はアデノウイルスによっておこる感染症です。感染力が強く、職場や家庭内のほか、プールの水を介して発生します。

潜伏期間は1~2週間で、結膜の充血やまぶたの浮腫などの症状が現れます。

発病後は2~3週間で治癒することが多いとされています。

感染経路はウイルスが付着した手で眼を触れたり、ウイルスで汚染されたタオルの使用などとされています。

県は患者に対し、手洗いの励行や、家族内でタオルや枕などの共用を避けるよう、呼びかけています。

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