障がい者制作の芸術作品を展示 生きるをテーマの作品が内閣総理大臣賞

障がいのある人たちが制作した絵画や彫刻の展示会が、仙台市で始まりました。

東北障がい者芸術支援機構では、心や体にハンディキャップを持つ人たちが制作した絵画や彫刻などを公募して入選作品を展示しています。

今回は応募数が初めて1000点を超え、この中から130点が選ばれました。

大賞に当たる内閣総理大臣賞は、栃木県のしろさんが受賞しました。アクリル絵の具を使った作品は「生きる」をテーマに描かれていて、独創性や力強さが評価されました。

今回から新たに設けられた外務大臣賞は、長野県の栗原勝之さんが選ばれました。京都市の三十三間堂で見た千手観音の感動を、全長10メートルを超える障子紙に墨で表現しています。

東北障がい者芸術支援機構須佐尚康代表理事「どの作品をとっても、ものすごい力強さそして訴える力が見る方に伝わると思っております」

この展示会は、15日までせんだいメディアテークで開かれています。

© 株式会社東日本放送