男児死亡オブジェ火災、罰金求刑 東京簡裁やり直し裁判、1月判決

 東京・明治神宮外苑のイベント会場で2016年、木製オブジェが燃え、幼稚園の男児=当時(5)=が死亡した火災を巡り、過失致死傷罪に問われた日本工業大(埼玉)の元男子大学生2人(当時18歳、19歳)のやり直しの第2回公判が12日、東京簡裁(三神晴彦裁判官)であり、検察側がそれぞれ罰金50万円を求刑した。弁護側は改めて無罪を主張して結審した。判決は来年1月25日。

 火災はオブジェの中を装飾していた木くずが落ちて投光器に接触し、発生したとされる。検察側は論告で「引火する危険性も認識できた」と指摘。弁護側は最終弁論で「火災までは予見できなかった」と主張した。

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