ドローンで不審者検知 警備大手のセコム、AI活用

AIを活用して不審者などを検知するセコムのドローン=12日、千葉県浦安市

 警備大手のセコムは12日、画像から人や物を認識する人工知能(AI)を使って不審な人や車両を自動で検知するドローンを開発したと発表した。警備員の指示を受けて追跡もする。不審者などを自発的に知らせてくれるため警備員の負担が減る。来年春にも法人向けにサービス提供を始める予定。

 ドローンはカメラを搭載し、巡回中に不審な人や車両を見つけると、警備室のモニターに強調して表示する。警備員が不審者などと判断してドローンに指示すると追跡して撮影を続ける。格納庫では、バッテリー交換や充電などが全て自動で行われる。

 将来は、災害時の安全確認や、公共施設の点検にも活用する方針。

© 一般社団法人共同通信社