写真家・若木信吾氏の最新作を日本初公開!「Anonymous from 20 years stacks」展【福岡市博多区】

写真家・映画監督として活躍している若木信吾氏の個展「Anonymous from 20 years stacks」が10月13日よりOVERGROUNDにて開催されます。14日にはトークショーなどのイベントも予定されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

若木信吾「Anonymous from 20 years stacks」展が、10月13日(金)より福岡・OVERGROUNDで開催されます。

写真家・映画監督として活躍する若木信吾氏

1971年静岡県浜松市生まれ。

静岡県立浜松南高等学校を経て、アメリカ合衆国ニューヨーク州・ロチェスター工科大学写真学科を卒業。その後雑誌・広告・音楽媒体など、写真家として幅広い分野で活動しています。

自身で出版社ヤングトゥリー・プレスを主宰し、2010年4月には故郷である静岡県浜松市に書店“BOOKS AND PRINTS”、2012年10月10日には浜松市に2店舗目“BOOKS AND PRINTS BLUE EAST”をオープンさせました(2013年に両店舗をKAGIYAビルにて統合)。

映画の撮影、監督作品に「星影のワルツ」「トーテム~song for home~」「白河夜船」(原作:吉本ばなな)などがある。

若木信吾氏による個展「Anonymous from 20 years stacks」

1998年〜2018年の約20年の間にライカの35mmフィルムで撮影した膨大なテストプリントの束の一部が展示されます。

ー『この束はすべて自分が撮った写真だけど、自分の記憶ではないような写真を見たいと思った。』ー若木信吾

旅先で偶然出会ういつの時代に誰がどこで撮ったのかさえわからない写真。

アノニマス・フォトとも言われるそれらの写真には、写されている対象以上に撮影者の被写体への想いや背景が、時間の経過とともに褪色や紙の劣化といった物自体に現れ、純粋な写真表現とはまた別の写真の深さを感じ取ることができます。

日本初公開となる本作は、長らく倉庫で保管していた若木信吾が撮影した20年分の写真からセレクト用に焼いたテストプリントを自身で探し集め、キュレーターに預けてセレクトさせた写真が出展されます。

データで保管(記憶)する現代に写真という物としての過去がどのような意味を持つのか。直感的に何かを感じとったり、ついつい考えさせられたり…新たな感性を与えてくれることでしょう。

なお、会期中10月14日(土)には、若木氏とキュレーターの藤木洋介氏が作品について紐解くトークショーイベントを開催。また一日限定の特別上映イベントとして、1996年に友人のマイク・ミンと車でアメリカを横断しながら本作を制作していたときのドキュメンタリー映像が上映されます。

トークショー詳細

写真家・若木信吾氏と本展キュレーターの藤木洋介氏が本作について紐解くトークショー。

日時:10月14日(土)15:00ー16:00 / 参加費:1,500円

出演:若木信吾(写真家・映画監督)、藤木洋介(キュレーター)

Let’s go for a drive 上映会(約72分)

日時:10月14日(土)16:30ー / 参加費:1,500円

※トークショー参加の方は入場無料

本展会期中、<Gallery 2>にて若木信吾の一冊目の写真集 ”Let’s go for a drive”(1997)のシリーズ作品として新たに制作された作品が展示販売されます。

また一日限定の特別上映イベントとして、1996年に友人のマイク・ミンと車でアメリカを横断しながら本作を制作していた時のドキュメンタリー映像を上映。

※その他、シークレット映像の上映も予定。

会期や会場の詳細

会期:2023年10月13日(金)〜29日(日) 13:00〜19:00(火曜,水曜 定休)

会場:OVERGROUND

〒812-0017 福岡市博多区美野島1-17-5-2F Gallery 1&2

入場料:500円

Website: https://overground.asia/

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