2024年のパリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ（MGC）」は15日、東京・国立競技場発着で行われる。東京五輪出場を懸けた19年以来、2度目の決戦には男女計85人が出場予定。上位各2人が代表に決定し、残る1枠はその後の対象大会に持ち越される。兵庫ゆかりの8人も日の丸への思いを胸に号砲を待つ。
兵庫勢で注目を集めるのは、前回のMGC女子を制し、21年の東京五輪出場を果たした前田穂南（天満屋、尼崎市立園田東中出身）だ。東京五輪以降はけがなどに苦しんだが、今年3月の名古屋ウィメンズマラソンで復活。自己最高の2時間22分32秒をマークして3位に入り、再び五輪への挑戦権を得た。
男子は堀尾謙介（九電工、須磨学園高出身）が前回に続き参戦。住友電工からは、村本一樹（兵庫県立大出身）ら初出場の3人が挑む。（長江優咲）
兵庫ゆかりの出場選手 【男子】 中村祐紀（住友電工） 山本翔馬（NTT西日本、西脇工高出身） 村本一樹（住友電工、兵庫県立大出身） 高田康暉（住友電工） 堀尾謙介（九電工、須磨学園高出身） 【女子】 太田琴菜（日本郵政グループ、須磨学園高出身） 大東優奈（天満屋、兵庫大出身） 前田穂南（天満屋、尼崎市立園田東中出身）
