今が旬なのにマツタケ売り場が空っぽ…販売店から落胆の声 猛暑などの影響 岡山

秋の味覚「マツタケ」に異変です。夏の猛暑などの影響で「マツタケ」の収穫が減り、販売する店からは落胆の声が上がっています。

(松木梨菜リポート)
「美作市の道の駅です。入口入ってすぐのこちらはマツタケの販売コーナーですが、売り場には1本もありません」

(買い物客)
「そうですね、ないかもしれないですね、マツタケは」
「ないですよね今年は、1回は食べたいですよね」

秋の味覚の王様「マツタケ」。今、旬を迎えているはずですが……売り場は、空っぽです。

岡山県美作市の道の駅「彩菜茶屋」では、例年この時季に地元で採れたマツタケが売られていて、2022年は20本ほどが並んでいました。

(道の駅「彩菜茶屋」/小林隆一 駅長補佐)
「10月、1本だけ入荷はありましたけど、その後全くないですね。美作地域はほとんどないみたいです」

小林さんによりますと、マツタケの不作はこの夏の猛暑などが関係しているようです。

(道の駅「彩菜茶屋」/小林隆一 駅長補佐)
「高温と雨が少なかったという原因があるんじゃないかと思います。去年が大豊作でして、その分今年は少ない。影響があるかなと、売り上げに」

マツタケが並ぶはずだったスペースには、代わりにシャインマスカットやシイタケなどが並んでいます。

今後、マツタケはいつ売り場に並ぶのでしょうか?

(道の駅「彩菜茶屋」/小林隆一 駅長補佐)
「生産者に聞いたら月末ぐらいからとれるかもと言われているので期待しています」

不作は「価格」にも影響しそうです。道の駅「彩菜茶屋」では例年の1.4倍ほどになるのではと予想しています。

猛暑の影響は他の「秋の味覚」にも出ているようです。

(道の駅「彩菜茶屋」/小林隆一 駅長補佐)
「クリとか枝豆とかは少ないですね。例年の半分ぐらいになるかも。まだ分からないですけど」

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