「紙の健康保険証存続を」葉山町議会が意見書可決 「国民不信は広がっている」

葉山町役場

 政府が打ち出している現行(紙)の健康保険証原則廃止方針に対し、神奈川県葉山町議会は12日の第3回定例会本会議で、紙の健康保険証の存続を国に求める意見書案を可決した。

 政府は、来年秋に現行の健康保険証を廃止してマイナカードに一本化する方針を示している。これに対し意見書では「相次ぐ問題の発生で制度やシステムに国民不信は広がっている」と指摘。マイナカードは任意取得で、マイナ保険証としての利用は個人の自由として「現行の保険証を廃止するのは妥当でない」などとしている。

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