基地内の地下水4地点で指針値下回る「PFAS」を検出=航空自衛隊浜松基地

航空自衛隊浜松基地(浜松市)周辺の地下水から、発がん性が疑われている高濃度の有機フッ素化合物「PFAS」が検出された問題で、同基地は10月12日、敷地内の地下水4地点から指針値を下回る「PFAS」が検出されたと発表しました。

この問題は2023年8月、航空自衛隊浜松基地周辺の地下水から、指針値の28倍の濃度の「PFAS」が検出されたもので、基地では浜松市の要請を受けて、敷地内の井戸4か所の地下水について水質調査を行いました。

基地によりますと9月20日、基地内で使う井戸4か所の地下水を採取し調べたところ、いずれの地下水からも「PFAS」が検出されたということです。指針値はいずれも下回っていて、最も高いところで1リットルあたり10ナノグラムだったということです。

地下水は基地内専用の水道で、飲み水としても使われているということです。

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