素敵な“モテ系”アラフォー男性が独身でいる理由とアプローチのコツ

「あの人、素敵なのにどうして独身なの?」と首を傾げてから、「本命彼女になれる可能性はあるかな」とときめいてみたことはありませんか?

魅力的な男性でもある程度の年齢まで独身、さらには本命彼女もいないという人は意外に多いもの。彼らにはそれぞれ異なった事情があります。

今回は、彼らが独身である理由をもとに、素敵なアラフォー男性をゲットする方法を紹介します。

モテそうなのになぜ独身?5つの理由とは

1: 仕事を優先しすぎていた

東大卒のAさん(40歳)は、大手企業を退職して弁護士になりました。退職したのが、33歳。それからロースクールに通って、弁護士になったのです。

前職の頃、Aさんは同じ会社の別の部署の女性と付き合っていました。いわゆる「社内恋愛」です。ところが交際して3年目に、Aさんは海外に赴任することになってしまったといいます。

「28歳の時に5年間海外に赴任することが決まり、僕と同じ年の彼女に帰ってくるまで待ってほしいと言えなかった。20代後半から30代前半のアラフォーという適齢期に、彼女を縛り付けたくなかったんです」

優しいAさんは、他の男性との結婚のチャンスを考慮して、アラサーの彼女と別れを決意。

赴任後、会社の事情で1年早く帰国したAさん。彼女は退職していました。結婚したかどうかは不明だそうです。

「それからは弁護士を目指す勉学の日々でした。恋人を作る暇もなく、できたとしても将来を約束できないため、恋愛にも消極的でしたね」

39歳で念願の弁護士になったAさん。「婚活は仕事が落ち着いてからでしょうね」と話していました。

攻略のポイント

男性にとって、自分のアイデンティティーをはかる目安が「仕事」。仕事は男の生きざまを表すと言っていいでしょう。

そのため「仕事が落ち着くまで女性との交際はなし」と決めている男性も少なくないのです。

このタイプの男性を好きになったら、依存しないこと。時々甘えても、自立している女性をアピールしましょう。

「待つ」、そして「見守る」というスタンスを取れるのは強い証拠。最初から強くなくても、だんだんと恋愛によって人は変わるもの。変化を楽しむ余裕を持ちましょう。

2:「今じゃない」を繰り返しておひとりさまに

都内マーケティング会社に勤務するBさんは、20代後半から転職を繰り返して、やっと今の仕事に満足できるようになったといいます。

「その頃から、結婚を真剣に考えられなかったので、バーで知り合った年上の女性と付き合っていました。でも本気じゃないから、長続きしなかった。そのうち、恋愛が面倒くさくなってしまったんです」

転職を繰り返しているうちに、いつの間にか、おひとりさまのライフスタイルがしっくりいくようになったというBさん。

「毎週、土曜日はネットフリックスやアマゾンプライムでドラマや映画を観てから、気に入っているカフェでランチしながら、チェックしている本を読み、ジムで汗をかく。夜は男友達と飲みに行く。この習慣が心地いいので、土曜日にデートする気にならないですね」

攻略のポイント

仕事や趣味、交友関係を大事にする男性は、女性とデートする必要を感じなくなることも。つまり彼の心には「彼女」という椅子がないのです。

しかしこういうタイプの男性に限って、ファッションセンスが抜群だったり、美味しいお店を知っていたり、話題が豊富なモテ系が多いもの。

まずはフレンドリーなつきあいをしてみましょう。男性の心境が変わり、結婚願望が湧き出ることもあります。

3: 夢を追いかけている

音楽プロデューサーのCさんは、イケメンでファッションセンスも抜群。人との距離感もスマートで、育ちも良く、非の打ちどころのないアラフォー男性です。しかし、彼女いない歴は5年になるそう。

「入れ込んだアーティストがブレイクするまで、仕事一筋です。土日どころか夏休みも正月もないほど忙しくて。女性とデートの時間もない。そのため恋愛から遠ざかっています」

とはいえ、Cさんには理想の女性がいるといいのです。

「自分の仕事を理解してくれる、おおらかで優しい女性がいいですね」

恋愛をしたいが、夢の実現が第一。たまに寂しくなるそうですが、今は目標達成が目下の課題だそうです。

攻略のポイント

夢に向かって邁進している男性に、「私のことも考えて」とアピールしても無理なことが多いのが現実。

夢の実現に向けて必死になっている男性は、好きな女性に望むものを与えてあげられないことを知っています。知っていても、必死で彼女に与えようとする男性もいますが、それはこれまでの二人の歴史があってこそ。

もしこのタイプの男性を好きになったら、いつも応援しているというスタンスで臨みましょう。時には姉のような気持ちで、彼を包み込みながら、癒してあげましょう。

「告白は彼から」と決めつけないで、自分から告白してもいいでしょう。その場合は「いつも味方でいたいから」と一言添えると、感動してもらえるはずです。

4: 理想が高すぎる

サービス業に従事するDさんは、職場に女性が多いせいもあって女心を熟知しています。そのためモテ系男子ですが、女性と別れると、別の女性とすぐに付き合ったりと、長続きしません。

Dさんはその理由を「まだ本命に会っていないから」と言っています。ちょっと言い訳がましいですね。

「でも来年40歳になるので、今年あたりに、ばっちり本命をゲットしたいですよ」と婚活にも燃えている様子。

「理想はモデルのようなプロポーションで、しかも清楚。育ちが良く、僕の帰宅が遅くても待っている人」

一言でいえば、外見は外人のようで中身は古風な和風美女。女性目線でいえば、かなりハードルが高いですね。

攻略ポイント

男性は女性が思っている以上に、ロマンチスト。そのため「理想の相手」を求める傾向が女性よりも強いのです。

ただあまりにも理想の女性を掲げていると、精神年齢が幼く見えてしまいますね。

人生には様々な壁があって、それを乗り越えながら、人は成長していきます。現実にあるハードルを越えながら、成熟したいい男ができあがるわけです。

あまりにも理想が高すぎたり、理想にしがみついている男性は、現実の女性が見えていません。

「私の魅力が見えないのね、残念!」とさっと引いて、次の新しい出会いを探しましょう!

5: 非婚主義者

2019年に「東京独身男子」というドラマがありました。

高橋一生、斎藤工、滝藤賢一の三人が独身を謳歌するアラフォー男性を演じ、わがままな非婚男性たちが、女性に振り回される姿はくすっと笑えて、ほほえましかったものです。

しかし、現実はドラマと違います。「結婚しないことを選ぶ」非婚男性の岩のような決意を変えることは難しいものです。

攻略ポイント

しかしそんな非婚主義者も、母親など親族や恩師など自分にとって大切な人が他界した時に、寂しさが募ってくることがあります。

ふと、結婚のチャンスがやってくることもあるのです。

アラフォーを迎えても結婚しない男性には、その男性なりの事情があるのです。

事情を受け入れてアプローチすれば、お付き合いやその先の結婚も不可能ではありません。

しかし、男性のタイプによっては引き際を見極めることも大切。どうしても自分の生活に女性を必要としていない男性も中にはいます。

「無理かも」と感じたら、切り替えて次に進みましょう。

(mimot.(ミモット)/ 夏目 かをる)

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