首位スコットランドを押し切ったスペインが2位キープ、主将モラタ&サンセトの代表デビュー弾【ユーロ2024予選】

[写真:Getty Images]

スペイン代表は12日、ユーロ2024予選のグループA第7節でスコットランド代表をホームに迎え、2-0で勝利した。

先月、ジョージア代表に7発、キプロス代表に6発圧勝とした2位スペイン(勝ち点9)は、モラタ、オヤルサバル、フェラン・トーレスの3トップとする[4-3-3]で臨んだ。

ロバートソンやマクトミネイ、マッギンらをスタメンで起用し、5バックで構える首位スコットランド(勝ち点15)に対して、スペインは開始1分過ぎ、モラタのスルーパスからフェラン・トーレスに決定機。しかしシュートは枠を捉えきれない。

その後もスペインがハーフコートゲームを展開し続けるも、シュートに結びつけることはできなかった。そんな中30分にはモラタがディフェンスライン裏を取って決定的なシュートを放ったが、角度が厳しく枠を捉えきれず。

続く34分には決定機を迎え、オヤルサバルのシュートがブロックされたルーズボールをボックス内のメリーノがボレー。シュートは左ポストに直撃した。

ゴールレスで迎えた後半、オヤルサバルに代えて代表デビューとなるグラナダMFサラゴサを投入したスペインは、そのサラゴサが開始4分、カットインシュートで牽制。そして56分にはボックス左でルーズボールを拾ったモラタが枠の右角を直撃するシュートを浴びせた。

ゴールに迫っていたスペインだったが、60分にピンチ。左サイド角度のない位置から意表を突いてマクトミネイに直接FKを決められたが、オフサイドがあってVARの末にノーゴールとなった。

すると助かったスペインは73分にゴールをこじ開ける。途中出場ヘスス・ナバスの右クロスから主将モラタがダイビングヘッドを流し込んだ。

そして86分、スペインに決定的な追加点。敵陣でのヒッキーのボールロストをホセルが拾ってボックス右からクロスを送ると、飛び込んだサンセトの代表デビュー弾を演出した。

このまま2-0で勝利したスペインが2位をキープしている。

また、同グループの3位に付けるノルウェー代表(勝ち点7)はハーランドの2ゴールなどでキプロス代表に4-0で勝利。スペインとの2ポイント差を維持し、3日後のスペイン戦を迎えることになった。

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