鈴木おさむ “親方”大島美幸とのリスペクト婚21年…やよい軒での爆食い姿に一目惚れ、2度の流産経験も乗り越え

10月12日、放送作家の鈴木おさむ(51)がInstagramで引退を発表した。’92年2月から放送作家の仕事を始めたが、来年3月31日をもって32年間に及ぶ放送作家生活にピリオドを打つことに。そこで鈴木は、妻である森三中・大島美幸(43)への感謝をこう綴っている。

《妻は僕の選択を心から応援してくれています。初めて話した時に「いいじゃん」と全力で言ってくれました。まさに親方、ドーンと構えています》

’02年10月14日、交際期間0日で結婚した鈴木と大島。その当時、2人の間に恋愛感情はなかったという。

「恋する気持ちはなかったものの、鈴木さんには大島さんに対する“リスペクト”がありました。裸になって笑いを取る芸人としての彼女を心の底から尊敬し、実際に会ってみると『面白い』と思う感覚も似ていた。だからこそ、人生のパートナーに選んだといいます。

また人としての可愛さにも惹かれたそうです。結婚当時、『やよい軒』のチキン南蛮定食を大島さんは『うまい!』と絶賛。鈴木さんより先に走ってご飯をおかわりしに行ったといい、その飾らない姿に鈴木さんは夢中になったそうです。

そんな2人は当初、『おさむさん』『大島』と呼び合っていたのを『むぅたん』『みぃたん』と愛称で呼び合うことに。そうすることで、さらに愛が深まったといいます」(テレビ局関係者)

’12年10月、本誌で夫婦対談を行っている2人。そこで結婚3カ月目での“共同作業”を明かしている。

おさむ「夜道を歩いていたらみぃのおなかが急に痛くなって、道端で野グソをしたことがあったよね。あれが僕のなかではかなり大きかった」

美幸「私はおなかがちょっと弱くて。車が行きかうような道だったけど『もう見られたっていいや』と思うくらいお腹が痛くて。そうしたら奇跡的に新聞があって、むぅがそれで私を隠してくれて……」

おさむ「いま思うと、あれが夫婦初の“共同作業”だった(笑)。その晩ベッドで寝るときに、僕の腕をギューっと握ってすごく恥ずかしそうに『さっきはごめんね』って。そう言ったときの乙女な感じがすごく可愛くて、愛おしく思った。そんな気持ちは年を追うごとにまぎれもなく大きくなっている」

■「妻が一番、息子が二番」というモットー

2人の馴れ初めを書いた鈴木の’04年の著書『ブスの瞳に恋してる』は大ヒットし、’06年にはフジテレビ系でドラマ化。さらに2人は’09年に「パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、’15年6月には2度の流産の悲しみを乗り越え、第一子となる男児が誕生した。

「大島さんの妊娠中、鈴木さんは『赤ちゃんは免疫をつけるために母乳を飲ませたほうがいい』と考えていました。先に出産した大島さんの妹さんに母乳が出なかったこともあり、鈴木さんは『母乳が出るようになれ!』と一生懸命、大島さんの胸をマッサージしていたそうです。

またお子さんが生まれた後、鈴木さんは1年にわたり“父勉”という名の育休をとっていました。0歳から1歳の間にお子さんと多く触れ合ったことで、泣いても上手にあやせるようになり、寝かしつけもできるように。その結果、大島さんの負担も少なかったといいます」(大島の知人)

’21年には結婚20周年となり、さらに今年7月には第二子のため“妊活中”であるとも明かした2人。交際ゼロ日婚から21年経っても、いまだその愛は冷めないようだ。

「夫婦円満の秘訣は、些細なすれ違いを減らすためにも報告・連絡・相談の“ホウレンソウ”を大事にすることだといいます。寝る前に2人きりで話すことも欠かさないそうで、喧嘩もその日のうちに解決するようにしているといいます。

また鈴木さんは『妻が一番、息子が二番』をモットーにしています。家に帰るとまず、寝ている大島さんの手を取って頭を撫でるそうです。息子さんには大島さんを大切にする姿を見てもらい、ご自身のようにパートナーを大切にするような人になってほしいという想いもあるといいます」(前出・テレビ局関係者)

“親方”大島に、鈴木はこれからも恋し続けるだろう。

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