動植物園の日常をのぞき見!のんほいの窓【2023年10月号】秋の新情報!大型映像の新番組が公開中&キリンの赤ちゃんの一般公開もスタート

地上が恐竜であふれかえっていた約7,000万年前の白亜紀を再現 ⒸD&Dピクチャーズ

愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。パーク内で暮らす動物たちやのびのびと育つ植物たちの日常や季節のイベントなど、パーク内の様子を「のんほいの窓」から定期発信します!

今回は、のんほいパークで注目の秋の新情報をご紹介!高精細CGが生み出す圧巻の世界観が体感できる大型映像の新番組が公開されるほか、今年の夏に生まれたキリンの赤ちゃんの様子もお届けします♪

進化を続けるのんほいパークに、ぜひ遊びに来てくださいね!

美しい自然と恐竜の世界を再現!大型映像2本が上映スタート

地上が恐竜であふれかえっていた約7,000万年前の白亜紀を再現 ⒸD&Dピクチャーズ

2023年10月から自然史博物館で上映されている大型映像の新番組。眼前に広がるのは、高精細CGで再現された、誰も見たことのない圧巻の太古の世界です。

ここからは、新番組2本をそれぞれ詳しくご紹介していきます!

新番組①:「新オーロラを見た恐竜たち―虹色に輝くアラスカの大地―」

アンリアルエンジンで描く美しい風景やリアルな動きが楽しめる「新オーロラを見た恐竜たち―虹色に輝くアラスカの大地―」。夜空を照らすオーロラと、雄大な大地が広がる恐竜の世界が体感できます!

【上映内容】

約7,000万年前の白亜紀、地上が多様な恐竜であふれかえっていた頃のアラスカ北部は、4カ月間も昼間が続き、その後4カ月間は夜という極地だった。非常に鋭い嗅覚をもっていたことが頭骨の化石から分かっており、2014年に新属新種として発表された肉食恐竜のナヌークサウルス。2012年に頭をけがした化石が見つかっている草食恐竜のアラスカケファレ。鮮やかなオーロラが輝く極北の地アラスカの美しい空の下、極地で生きていた多様な恐竜たちの命のいとなみの物語が描かれている。

新番組②:「ディノグライダー―鳥は恐竜の子孫なのか?―」

始祖鳥(アーケオプテリクス)の全体長は約50cm。羽毛が特徴的で、恐竜を鳥の起源とする説のきっかけとなった Ⓒ2016 SAINT THOMAS PRODUCTIONS / ARTE France / RARE MEDIA

鳥と恐竜の生態や、進化の秘密が明かされる迫力映像「ディノグライダー―鳥は恐竜の子孫なのか?―」。知られざる謎を、その目で見て確かめましょう!

【上映内容】

19世紀ドイツ南部、ジュラ紀の地層から発見された羽根の化石は、始祖鳥(アーケオプテリクス)と名付けられた。その後発見された始祖鳥(アーケオプテリクス)の羽根つき全身骨格から、鳥と恐竜には強い関係性があることが明らかに。一方で始祖鳥(アーケオプテリクス)が生きていたジュラ紀後期の空の支配者は翼竜であり、鳥類が支配者になるのはまだ先のことである。

2013年シベリアで発見された恐竜の羽毛から、あらゆる恐竜に羽毛があった可能性がでてきている。全身に羽毛があることで、寒さから身を守り、1年中活動できていたのかもしれない。体温を保つこと以外に、羽毛にはメスを惹きつけるための意味もあったことが分かってきている。

羽毛は空を飛ぶために必要だったのか?深い結びつきをもつ鳥と恐竜にはどんな歴史が隠されているのか?多くの謎に満ちた世界をご覧あれ。

上映期間・観覧料の詳細はこちら!

■上映期間:2023年10月3日(火)~2024年2月29日(木)
■観覧料

【新オーロラを見た恐竜たち】
3D:大人800円、中学生以下400円/2D:大人600円、中学生以下300円

【ディノグライダー】
2D:大人600円、中学生以下300円

※上映スケジュールは自然史博物館HPまたはTEL(0532-41-4747)にて要確認。
※購入日から1年間有効な年間優待券(大人2,000円、小中学生500円)も発売中。

今年の夏に誕生!キリンの赤ちゃんに会いに行こう

放飼場でユララの真似をしてエサを食べる赤ちゃん

アフリカのサバンナ気候地帯を再現した放飼場で、エランドとともに混合展示されているキリン。その中に見られるひときわ小さなキリンは、今年の夏に生まれたばかりの赤ちゃんです。

すくすくと成長する赤ちゃんが、母親に寄り添う愛らしい姿を見に行きませんか?

すくすく育つキリンの赤ちゃんがついに一般公開スタート!

誕生して間もない頃の授乳の様子

今年の8月に、ウリュウ(オス、10才)とユララ(メス、10才)の間に誕生した初めてのオスの赤ちゃん。立ち上がりに少し時間がかかったものの、生まれたその日の夕方には歩行が安定し、自力でお乳を飲めるようになったそうです。

生まれたときは170cm程度だった身長もどんどん伸びて、今では見上げるほどの大きさへと成長しています。現在、放飼場ではお乳を飲んだり、ユララについて歩いたり走ったりと元気に動き回る様子が見られますよ♪

10月3日からは一般公開、同時に名前投票も実施されていますので、ぜひ「赤ちゃんにぴったり!」と思う名前を投票しに行ってみてくださいね!

秋の行楽シーズンは見どころいっぱいののんほいパークに遊びに行こう!

暑さが和らぎ、パーク内をゆっくり散策できる涼しい季節がやってきました。秋ののんほいパークも、見どころ・楽しみどころが満載ですよ♪

誰も知らなかった恐竜の世界や歴史を探しに、そしてどんどん大きくなるキリンの赤ちゃんに会いに、のんほいパークを訪れてみてはいかがでしょうか。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)公式HPはこちらhttps://www.nonhoi.jp/

※記事内の情報は公開日時点のものになります

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