CSファーストへ 新井カープ 全員でつかんだ2位 今季の名場面

14日(土)に開幕するクライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージ(マツダスタジアム)を前に、“新井カープ” 元年のレギュラーシーズンを振り返る。

2023年3月31日 新井カープ 開幕

広島カープ 新井貴浩 監督(選手たちを前に)
「きょうからはいよいよ開幕ですね。評論家のみなさま方が軒並み(カープは)
Bクラス(予想)です。おれが知っているおまえたちの力はそんなもんじゃないし、絶対にひと泡吹かせてやろうというふうに思っています。もう見ているところは優勝、そして日本一です。OK? さあ、行こう」

開幕4連敗…

初勝利(4月6日 阪神戦)

実況
「デビッドソンに1球目を投げました。打った。スタンドに入りました。ホームラン!」

「(遠藤淳志が)第3球を投げました。新井貴浩 監督、2023年4月6日、開幕5戦目にしてようやくつかんだ初勝利」

実況(4月7日 巨人戦)
「(大瀬良大地が)投げた。変化球だ。空振り三振!」

「(栗林良吏が)第4球を投げた。空振り三振!」

実況(4月9日 巨人戦)
「どうか、入った! 出ました。(田中広輔)正真正銘、復活の一発」

実況(4月15日 ヤクルト戦)
「初球から打っていく。レフトに大きな当たりだ。レフトへ伸びて、伸びて、どうだ、入ったあ。秋山翔吾の逆転サヨナラ・ツーランホームラン!」

広島カープ 秋山翔吾 選手
「新しい35歳という年を、いい1日から1年間にしたいと思います。応援、よろしくお願いします」

3・4月を勝率5割で終える 窮地に新ヒーロー 矢崎拓也(5月9日 ドラゴンズ戦) 若きエースの復活 森下暢仁(5月27日 ヤクルト戦)

そして、“鬼門” の交流戦へ

実況(6月3日 ソフトバンク戦)
「第一球を投げました。(西川龍馬が)打ちました。1・2塁間を破ったあ」

「(島内颯太郎が)4球連続ストレートのあとの5球目。ストレートだ。打ち上げた(フライアウト)。苦しんだ先にあったのは、4年ぶりのホークス戦勝利!」

広島カープ 西川龍馬 選手
「ことしのカープは違うってところを見せたいと思います」

実況(6月14日 楽天戦)
「(野間峻祥が)ついていった。ファーストへのゴロ。はじいた。頭の上を越えていった。バックホーム…、ホームイン! きょうは野間の日だ。広島東洋カープががサヨナラ勝ちを収めました」

実況(6月16日 ライオンズ戦)
「(床田寛樹が)第3球を投げた。打ちました。引っ掛けた、ファーストへのゴロになった。1塁キャンバスを踏んだ。スリーアウト、ゲームセット。床田寛樹、完封勝利を成し遂げました」

秋山翔吾が、坂倉将吾が、田中広輔が…

実況(6月17日 ライオンズ戦)
「ピッチャー・栗林良吏が第3球を投げました。空振り三振。跳ね上がってガッツポーズ!」

交流戦 勝率5割―

広島カープ 森下暢仁 投手
「本当にたくさんの声援が自分たちの力になっています」

セ・リーグ再開直後に3位再浮上
森翔平 初勝利(6月25日 巨人戦)

実況(6月28日 DeNA戦)
「初球打ち。レフト後退。打球が伸びてゆく。どうだ。入ったあ。森下暢仁、プロ第一号が勝ち越しのスリーランホームラン!」

坂倉将吾 勝ち越し打(6月29日 DeNA戦) 主力の離脱 西川龍馬… 苦しいときこそ前を向く 誰がやる? 小園海斗(7月12日 巨人戦) 坂倉 勝ち越し打(7月13日 巨人戦)2連勝
會澤 犠牲フライで勝ち越し(7月15日 DeNA戦)3連勝

実況(7月22日 ドラゴンズ戦)6連勝
「ショートへのゴロ。小園海斗がつかんだ。広島東洋カープ、6連勝」

実況(7月23日 ドラゴンズ戦)7連勝
「大瀬良大地が投げました。初球、引っ張った当たりは三遊間。飛びついた。サードがボールを捕った。1塁へ送球。ナイスプレー、田中広輔」

実況(7月25日 ヤクルト戦)8連勝
「投げました。(デヴィッドソンが)変化球を打った。高く上がった。センターがバックしていく。カープが勝ち越し」

実況(7月26日 ヤクルト戦)9連勝
「高目の球を打った。ジャストミートした。末包昇大の夢をのせた一発。行った。これが、みんなでやる野球!」

広島カープ 末包昇大 選手
「30代のおっちゃんたちに負けないようにしっかり」

そして、10連勝―

実況(7月27日 ヤクルト戦)10連勝
「(床田寛樹が)ワン・ツーから投げました。空振り三振」

「(會澤翼が)バットの先、ちょこんと当てました。勝ち越しの1点が7回に入りました」

「セカンドランナー見てから(ターリーが)投げた。空振りの三振」

「(栗林良吏は)あと、アウト1つ。打席、一発のあるオスナに投げた。初球打ち。(フライの)落下地点に入る。つかんでスリーアウト、ゲームセット。4年ぶりの10連勝!」

広島カープ 會澤翼 選手
「心を一つにして戦っています」

進撃を阻む セ界の壁

広島カープ 上本崇司 選手(8月2日)
「西川龍馬、早く帰ってきてくれ。頼む」

相次ぐアクシデント 秋山・上本の離脱 “家族一丸” で―

実況
「(島内颯太郎が)第5球を投げました。直球を打った。詰まった当たりはショートゴロだ。1塁へ送球はアウト。スリーアウト。ガッツポーズをつくったのは島内」
「(島内颯太郎が)直球、投げきりました。島内が進化した」

「(末包昇大が)引っ張った。打球は高く上がりました。レフトへ打球は伸びているぞ」
「(末包昇大の打球が)高く上がった。追ってバックしていく。入った、ホームラン」

「ノイジーに投げました。打ちました。三遊間、広く空いたところですが、ショート、逆シングルで捕って、1塁へ送球。アウト! 強肩・矢野雅哉」

「(デビッドソンが)打った。高く上がった。レフトへ伸びてゆく。ギリギリいっぱいのところ、入ったか。入ったあ」
「4球目、投げました。(デビッドソンが)打ちました。左中間です。打球は伸びて、伸びて、これは行ったあ」

勝負をかける夏

実況(8月27日 ヤクルト戦)
「(栗林良吏が)11球目を投げました。空振り三振」

菊池涼介のファインプレー(8月30日 巨人戦)

実況(9月1日 ドラゴンズ戦)
「(小園海斗が)打った。高く上がった、ライト方向。打球は伸びてゆく。フェンスぎわ、いっぱいのところでジャンプした。入ったあ。ホームラン」

実況(9月3日 ドラゴンズ戦)
「第3球を投げました。(菊池涼介が)打ちました。ボテボテの当たりはサードゴロだ。サード、突っ込んでボールを捕って、1塁へ送球する。ヘッドスライディングはセーフになりました」

実況(9月5日 DeNA戦)
「第6球を投げました。(堂林翔太が)打ちました。詰まった当たりはセカンド、ショートを抜けたあ。センターからバックホーム。タッチはどうだ。セーフ。サヨナラ!」

広島カープ 堂林翔太 選手
「みなさんの後押しでヒットを打つことができました」

実況(9月6日 DeNA戦)
「(會澤翼の打球は)3塁線のフェア」
「第6球を投げた。(小園海斗の)逆方向のバッティング。3対3。ついにカープ、同点に追いつきました」

「(大道温貴は)ここは変化球、空振りで三振」

「(デビッドソンが)打ちました。ガッツポーズをしている。いやいや、ゴマすりポーズ。入ったあ、ホームラン」

手が届きそうで届かなかった優勝 9月14日 阪神がリーグ優勝 それでも最後まで戦い抜いた

実況
「堂林翔太、ホームラン」
「打ちました。ピッチャー返し、セカンドの左。ライアン・マクブルーム」
「(秋山翔吾)」

「(床田寛樹が)投げました。スコアボードは9つ、ゼロを並べました」

「さあ、1ボールから仕掛ける。ランナー、スタートを切る。滑り込んでタッチはセーフ! 盗塁、成功」

「(島内颯太郎)」

「(西川龍馬が)打ちました。センター方向だ。バックスクリーンに飛び込んでいく、気持ちのいい一撃」

「打球はフライになりました。(栗林良吏が)ダイブして、捕れない。2塁へ送球する。2塁はアウト!」

評論家たちを黙らせた躍進の2位

広島カープ 新井貴浩 監督
「わたしたちのチームは戦いながら強くなっていきます。CSでもレギュラーシーズン同様、全員野球で戦っていきたいと思います」

◇ ◇ ◇

青山高治キャスター
これで「CSだよ、全員集合」っていう新井監督の言葉とつながる感じがします。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
本当にそうです。見ているだけでテンションが上がるので、カープの選手には感謝しかないと思います。

石田充 アナウンサー
ただ、ここから秋山選手が言われた「本当に負けられない戦い」がスタートすることになるわけです。

(RCCテレビ「カーチカチ! The ゴールデン 新井カープCS直前特番」より)

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